脱「格差社会」への戦略

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  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000237703
  • NDC分類 304
  • Cコード C0033

内容説明

格差社会論がさまざまに論じられ、情報が氾濫するなか、一体この問題をどのように捉え、考えたらよいのか。税制は格差を助長していないか。雇用、社会保障、教育の現場で何が起きていて、どうすればよいのか。各界の第一人者一六人による討論および論考が、多くの示唆を与えてくれる。『世界』好評連載プラス書き下ろし。

目次

1 「格差社会」論への視角(格差論が見過ごしていること)
2 格差を減らす税制とは(有効で公平な税制とは何か;金融資産への課税強化を)
3 働く場の変容と「格差社会」(新たな労働政策が人間らしい生き方を支える;若者と仕事)
4 社会保障・教育と格差問題(いまなぜ、社会保障の再構築が必要か;格差社会の中の教育;「格差社会」と教育機会の不平等)
5 脱「格差社会」の構想(「小さな政府」論の欺瞞;「格差社会」を超えるために)

著者等紹介

神野直彦[ジンノナオヒコ]
1946年生まれ。東京大学経済学部卒業後、日産自動車を経て、1981年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授。財政学・地方財政論

宮本太郎[ミヤモトタロウ]
1958年生まれ。中央大学大学院博士課程修了。立命館大学助教授を経て、北海道大学大学院法学研究科教授。比較政治・福祉政策論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

駒場

1
レポート用に拾い読み。経済学的なことを期待して読んだらどっちかというと社会学とか教育学とかそっちの方面の本だった。平易で誰にでもさらっと読める2011/08/15

いっすひ

0
日本の社会保障施策の矛盾点などについて網羅的に論じられており、小泉政権以降、現代社会が抱える問題の背景がよく理解できた。2014/08/14

s2013253

0
(AA)執筆者には森永卓郎氏,本田由紀氏,岩田正美氏とそうそうたる顔ぶれが並ぶ。読みやすさを維持しつつ,質は高い。分野的には経済学よりも社会学に近い。小泉・安倍政権あたりに出された本だが,全く色あせていないと感じた。2013/07/27

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