内容説明
誰にでも忘れられない旅がある。旅は「発見」の宝庫。新たな体験・出会いはもちろん、思いがけない自分を発見することもある。人生を決定づけた青春の旅、歴史的瞬間に立ち会ったジャーナリストの旅、かけがえのない出会いの旅…日本エッセイスト・クラブのいずれ劣らぬ名手三十一名による、旅をめぐる書下ろしエッセイ集。
目次
歴史の現場に立った日(ペルーの四カ月(高木徹)
破壊と修復のあとを見ながら(藤原房子) ほか)
わが青春の原点(歌手生活六十年(石井好子)
オレの小樽(早瀬圭一) ほか)
あの旅がターニング・ポイント(ハリネズミの初洋行(森武生)
嫌われた旅(喜早哲) ほか)
こだわりの地を訪ねて(ユダの息子とオネーギンの友(関容子)
エマオの旅人(太田愛人) ほか)
絆の発見(家族のディアスポラ(伊藤光彦)
ナジーラとモハムッド(下重暁子) ほか)