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戦前・戦時日本の経済思想とナチズム

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  • サイズ A5判/ページ数 370,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000236751
  • NDC分類 331.21
  • Cコード C3033

目次

1 戦前日本の統制経済論と資本主義転換の認識―ドイツ経済思想との関連で
2 戦前日本の所有・経営分離論とヨーロッパの経済思想―営利主義批判と職能社会の構想
3 戦前日本の先駆的なナチス経済体制分析―ナチス政権掌握の時期
4 総力戦準備の経済体制の構想とナチスモデル―日中戦争開始期
5 日本の「経済新体制」とナチス経済思想―一九四〇年前後
6 「勤労新体制」とナチズム
7 ナチス・ドイツ認識と日本的特殊性―経済学者の日独比較論
8 戦時期日本における経済倫理の問題と西洋思想史研究―大塚久雄・大河内一男を中心に

著者等紹介

柳澤治[ヤナギサワオサム]
1938年生。1966年東京大学大学院経済学研究科博士課程退学。同大学社会科学研究所、明治学院大学、東京都立大学を経て、明治大学政治経済学部教授。経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mokohei

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文部省思想局『国体の本義』で何故「資本主義」という言葉が語られないのか疑問だったが、本書から断片的な解が得られうるように感じた。本書で取り上げられる山本勝市が国民精神文化研究所(文部省の研究所)に属していたこととの関連性を認めるとすれば、山本の「市場機能の回復=経済組織の変革を伴わない解決」の発想が、資本主義に触れない理由ともよくマッチする。 本書は戦時期の革新官僚や財界などの議論も丁寧に追いながら、営利やナチズムに対する考え方の微妙な違いに触れるが、『国体の本義』もまた一つの立場に過ぎないということか。2021/08/13

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