• ポイントキャンペーン

千三忌

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 202p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000236560
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

千三忌とは、戦没農民兵士高橋千三を悼んで、いまも営まれる年忌である。母セキの手で建立された路傍の墓碑に集う、農民有志による手づくりの集会は、東北農山村の戦争体験の象徴であり、灯し続けられる記憶の燈明である。最底辺の生存を強いられたセキ・千三母子にとって、戦争とは何だったのか。兵士と食糧の供給基地とされた、北の「僻地」からみた破局の戦争とは、それをもたらした日本の近代とは何だったのか。東北農民兵士の南方戦記―生と死の黙示録。小説ニューギニア戦記。

著者等紹介

簾内敬司[スノウチケイジ]
1951年、秋田県に生まれる。県北の白神山麓、二ツ井町に在住。1975年より88年まで、この地で秋田書房を経営する。80年代後半より、創作活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。