出版社内容情報
日本の財政赤字は,国と地方とを合わせると666兆円に達するという.日本は,大量の公債発行で問題の解決を先送りしてきた.どうすればこの放漫財政から脱却できるのか.財政再建の青写真とそこへ至る道を示す.
内容説明
日本の財政赤字は、国と地方を合わせると666兆円に達するという。日本は、この大量の公債発行で問題の解決を先送りしてきた。なんでもかんでも政府に依存することによって、放漫財政を生じてしまったのである。本書では、真の財政再建を実現するために、現在何がもっとも必要であるかを、量的改革と質的な制度改革の両面から提言する。
目次
第1章 景気対策は社会保障である
第2章 財政破綻と金融政策
第3章 後戻りできない社会保障政策
第4章 地方分権への道筋
第5章 最小限の増税をどうするか
著者等紹介
井堀利宏[イホリトシヒロ]
1952年岡山県生まれ。74年東京大学経済学部卒業後、米ジョンズ・ホプキンス大学博士課程修了。現在、東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授。内閣府経済社会総合研究所総括政策研究官。専攻は財政学、公共経済学
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