子ども学序説―変わる子ども、変わらぬ子ども

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000228862
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C0037

内容説明

各地の大学に「子ども学」という学科・コースができはじめているように、現在「子ども」という問題領域は、大変な広さと深さをもっている。長年にわたり「生きた発達心理学」を追究してきた著者の子ども論を、凝縮してつたえる。

目次

1 子どもという自然(「わたし」の生まれるところ;子どもの能力と無力;「神のうち」から「人の世」へ)
2 学校という文化(学校のまなざしとその錯覚;「学べない」子どもたち―学びの危機;いじめという回路;学校は子どもたちの生活の場になりうるか)

著者等紹介

浜田寿美男[ハマダスミオ]
1947年香川県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。専攻は発達心理学・法心理学。奈良女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

水色さくら

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◎/必要に迫られて、だったけど、ひきこまれた。なんかもうごめんなさい……という気持ちになる。2014/08/01

米川青馬

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読了。子ども学エッセイといった趣きの一冊。おそらく著者は学問的に論理的に過ぎる文章を書きたくないのだろう。文章が軽いので内容も薄く感じてしまうが、読み込めばそうでもないことがわかってくる。著者のメッセージは、「子どもという自然」、つまりその土地で生まれ育ち、周囲の人に囲まれながら成長していく過程をあまりにも軽視して、学校という不自然な場を絶対視する近代制度を推し進めてきた結果としての現代教育の歪みを的確に捉えていると思う。この読書を経て、「学校には行かなくちゃいけない」なんて、もう僕には言えなくなった。2012/03/09

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