内容説明
国際社会においても法の支配、立憲主義を確立することがカント以来の課題となっている。どのようにすればその実現に近づけるのか、歴史的・思想的に国際機構はいかなる意味を持ち、また日本国憲法の平和主義はどう関わることができるのか。リアルな現実認識をもちつつ理想を追求する著者の主要論考を精選した論文集。
目次
1 国際立憲主義とは何か
2 国連の“二〇〇年”
3 正義と人道の法構造
4 多国間主義と法の支配
5 思想としての国際機構
6 国際機構と民主主義
7 国際機構と平和波動
8 国連法体系の展望
9 平和に対する権利
10 日本国憲法・国連憲章・立憲主義
著者等紹介
最上敏樹[モガミトシキ]
1950年北海道生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。国際基督教大学教授。専攻は国際法、国際機構論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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