コミュニティビジネスの時代―NPOが変える産業、社会、そして個人

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000228343
  • NDC分類 335.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

いま新しい社会や経済のインフラとして急速に台頭してきているのが,NPOを軸としたコミュニティビジネスだ.さまざまな新産業と雇用を生み出している具体的な事例とデータをもとに,その可能性と問題を探ってゆく.

内容説明

新しい社会や経済のインフラとして急速に台頭してきているのが、NPOを軸としたコミュニティビジネスだ。介護サポート、子育てサポート、地域産業支援、まちづくりなど新産業と雇用を生み出している。豊富な事例とデータをもとに、その可能性を探ってゆく。

目次

第1章 それはコミュニティからはじまった(社会との新しいかかわり方;コミュニティビジネスとは何か ほか)
第2章 NPOで働くということ(NPOという出会い;出会いの場はこうしてつくられる ほか)
第3章 コミュニティビジネスの経済効果(社会を変革するフィメールDNA;NPOが切り拓く新しい経済社会 ほか)
第4章 NPO・コミュニティビジネスの課題を考える(個人にとっての課題;企業にとっての課題 ほか)
第5章 いかに実現させてゆくか―開かれた制度改革へ(個人が参加しやすくする;企業とNPOとのパートナーシップをつくる ほか)

著者等紹介

金子郁容[カネコイクヨウ]
1948年東京都生まれ。慶応義塾大学工学部卒業。慶応義塾大学教授。産業構造審議会NPO部会委員。スタンフォード大学Ph.D.。ウィスコンシン大学計算機学科および経営工学科準教授、一橋大学教授などを経て94年より慶応大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の大学院教授。情報論、ネットワーク論、意思決定論などを通して、ボランタリーな組織原理を探る
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感想・レビュー

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みゃーこ

8
NPOが制定された経緯、非営利法人制度がコミュニティビジネスの発展の成否のカギを握っている今、21世紀の日本社会の在り方にも影響を及ぼすであろう。新しいビジネスの形として今注目を集めるソーシャルビジネスが社会の様々な課題へのアプローチとして個人も社会も発展につながる可能性を模索している。市民による自発的な公益事業への取り組みとしての非営利活動をいかにビジネスの手法を用いて経済社会を持続的に活性化する活動基盤に強化させるのか。課題は山積だ。2012/07/22

おたきたお

0
「先行事例に学ぶコミュニティビジネス」だ。たとえば、東和銀座商店街振興組合の事例では、元々地元商店街はコミュニティビジネスだったはずだが、「楽をしてもお客が来る」時代を経てサービスが低下、それにより信頼をなくしたのだという。この指摘は鋭い。新しい町おこしは「商店街の信頼回復」の道のりだったという。個人的には、今後営利企業が「ステークスホルダー重視型経営」を強めていき、NPOと営利企業の間で「経営方針」の差が縮まっていくのではないかと思う。その意味でNPOに学ぶ部分は大きく、有効活用していけばよいと思う。2006/01/01

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