内容説明
進行する「教育の雑務化」と「改革疲れ」の先は?改革の現場を見つめ続けた記者による、真摯な提言。
目次
第1章 大学改革の多面性(改革とは何か;大学改革の誕生と後始末;大学改革の流れ;評価される大学;東大秋入学の全面移行という改革;学部・専門分野で何を学ぶのか―カリキュラムの体系化)
第2章 大学の研究はどこに向かうのか(東日本大震災が教えたこと;深刻化する大学院問題;肥える研究、細っていく研究)
第3章 学生はいま(進学率五割、「全入時代」がもたらしたもの;全入大学生の誕生;高校教育との連続性と多様な入試;学生の学び;就職活動と大学教育)
第4章 大学は何をなすべきか(その場しのぎの改革を超えて;大学という場の特性と新たなミッションとは―多様な学生との対話;ポピュリズムの時代と大学―持続的民主主義の担い手として)
著者等紹介
山上浩二郎[ヤマガミコウジロウ]
1958年生まれ、愛媛県出身。1984年朝日新聞入社。横浜、青森支局に勤務。90年より東京社会部で文部省行政、いじめなどの教育問題、事件などを担当。その後大阪社会部次長、論説委員、東京企画報道部次長、編集委員を経て、教育担当専門記者。2012年10月死去。享年53(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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