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勁雨煦風―唐家〓外交回顧録

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  • サイズ B6判/ページ数 331,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000227803
  • NDC分類 319.22
  • Cコード C0023

内容説明

一九九八年から二〇〇八年まで中国の外相、国務委員として外交を主導した著者の回顧録。「勁雨煦風」とは「激しい雨、柔らかい風」の意。この間の国際情勢と中国の外交政策に対する著者の理念、態度を総括した言葉である。小泉首相の靖国神社参拝や日本の国連安保理常任理事国入りへの動き、イラク戦争、NATO軍の駐ユーゴ中国大使館爆撃に際して、著者は何を考え、どう行動したのか。

目次

第1章 中日関係の回復
第2章 新外相の初外遊―インドネシア
第3章 四度のニューヨーク訪問―二〇〇三年イラク開戦前の外交闘争
第4章 中ロの黒瞎子島交渉
第5章 在ユーゴスラビア中国大使館爆撃事件
第6章 中越陸地国境・トンキン湾境界画定交渉
第7章 中米軍用機「衝突事件」
第8章 「而立」の中欧関係
第9章 インド・パキスタン核実験
第10章 中国アフリカ協力フォーラム北京サミット

著者等紹介

唐家〓[トウカセン]
1938年上海生まれ。55年上海・復旦大学外国語学部英語学科入学。58年北京大学東洋語学部日本語学科入学。62年北京大学卒業。64年外務省入省。78年駐日中国大使館二等書記官、一等書記官。85年外務省アジア局副局長。88年駐日大使館公使級参事官、公使。91年外務次官補、外務次官。98年外相。2003年国務委員。08年引退。現在中日友好21世紀委員会中国側座長、中日友好協会名誉顧問、中国人民外交学会高級顧問などをつとめる

加藤千洋[カトウチヒロ]
1947年東京生まれ。72年東京外国語大学卒業、朝日新聞社入社。80年遼寧大学留学。84年以降2000年まで北京、ワシントン、バンコクに駐在。論説委員、外報部長、編集委員を経て2010年退社。同年より同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。99年度ボーン上田記念国際記者賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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