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現代日本の議会政と憲法

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  • サイズ A5判/ページ数 290,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000227742
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C3032

内容説明

日本の議会政が混迷に陥っている現在、日本国憲法の定めるデモクラシーのあり方が、あらためて根底から問われている。それは「ねじれ」が無くなっても解消しない原理的な問題である。五五年体制崩壊後の議会政について、憲法の視点から分析を重ねてきた著者の論考を初めて集成する。

目次

1 多数派型デモクラシーと合意型デモクラシー(デモクラシーの諸形態;岐路に立つデモクラシー;「国民内閣制」論の諸前提;もうひとつの「ねじれ」―憲法の規範構造とその運用形態)
2 参議院改革を考えるために(並立制併存の意味と無意味;国会改革の前提と課題;参議院のあり方;両院制の諸相)
3 政権の政治手法と憲法問題(政治の「大統領化」と小泉政権;小泉解散の「非立憲」性;安倍政権から福田政権へ)
4 より良き立法を求めて(あるべき立法者像と立法のあり方;立法の「合理性」もしくは‘Legisprudence’の可能性について;立法の公共性と政治倫理;「より良き立法」に向けた法案審査の課題)

著者等紹介

高見勝利[タカミカツトシ]
1945年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。九州大学法学部助教授・教授、北海道大学法学部教授、国立国会図書館専門調査員を経て、上智大学法科大学院教授。専攻は憲法学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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