内容説明
子どもにもおとなにも居心地のいい家、元気をもらえる家、ほっとする家は、きっと町や環境も生きいきとさせてくれるにちがいない。環境建築家・仙田満と、住宅大好きの探訪家・渡辺篤史、そして「理想の家」を手に入れた住み手たちが、そのお宅の住み心地をじっくりと紹介する。ほんとうに暮らしやすい家、自然にとけ込み、住む人間ばかりでなくまわりの動植物、街並みまで気持ちよくしてくれる家とはどのような家なのかを、抱腹絶倒のエピソードや現在の建築をめぐる政策への提言も交えて本音で語り合う。
目次
子どもと一緒に育つ家―大森の家・玉田さんのお宅
木造・都市住宅の型―鵠沼の家・高橋さんのお宅
自然の中で元気を育む―桜山の家・池田さんのお宅
遊環構造を応用した元気ハウス―鳥の家
元気を育む町と家―雨の軽井沢でのまとめの対談
著者等紹介
仙田満[センダミツル]
1941年神奈川県生まれ。東京工業大学工学部建築学科卒業。菊竹清訓設計事務所を経て1968年環境デザイン研究所を設立し代表。2001‐03年日本建築学会会長。工学博士。毎日デザイン賞、日本造園学会賞、日本建築学会賞、IOC、IAKS賞金賞、国際建築アカデミー・グランプリなど受賞。東京工業大学教授、こども環境学会会長、日本建築学会名誉会員。専攻は建築・環境計画、建築・環境設計
渡辺篤史[ワタナベアツシ]
1947年茨城県生まれ。俳優。シリアスから娯楽作品まで、数多くのテレビ、映画に出演。なかでもリポーターをつとめる「建もの探訪」(テレビ朝日系)は2005年で放送17年目を迎えた。建築家の設計した建物800軒以上を訪ねる。また2002年、日中国交正常化30周年記念映画「王様の漢方」に主演。ナレーターとして、NHK「特集 東京100年物語」「生きもの地球紀行」、最近では「大自然スペシャル」などに出演
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