憲法学のフロンティア

  • ポイントキャンペーン

憲法学のフロンティア

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 244,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000227063
  • NDC分類 323.01
  • Cコード C0032

出版社内容情報

人権や主権といった概念は何のためにあるのか.デジタル化・情報社会の中で,放送の自由やプライバシー権をどう理解すればよいのか.明快な論理で従来の議論の読み替え,憲法学の新たな可能性を切り拓く,長谷部理論のエッセンス.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わんぱら

0
今更読んだが、やっぱり長谷部理論は一貫してる。 リベラル・デモクラシーで強い個人を採用する理由は、そのように作られた社会に生きてるからだというが、それも一つの解釈に過ぎないのではないか。功利主義的な解釈が可能なのであれば、リベラル・デモクラシーを根本的な価値基準にする必要はない。実際、労働基準法を始め、強い個人を想定しない法制度はいくらでも挙げられ得ることを思えば、それほど説得力がある話ではない。 そもそも、実際の個人が、それからかけ離れた強い個人のための法制度を作るとは考えにくいのではないか。2016/08/28

Code

0
憲法の論点について、政治、哲学からも思考した本。リベラル、平等、二重の基準、主権、情報、プライバシー等の問題について教科書等で書かれている根拠を深めて論じており、頭が揺さぶられます。プロムナード等もあり、とてもお茶目でカラオケの空気が嫌いなんだなと見受けられる長谷部教授のオススメ本です。2016/07/14

ただの人間

0
比較不能性や調整問題、自己再生産的な社会意識の循環による法秩序の下支えなど、長谷部憲法学的な視点から国家や自由、二重の基準といった基本概念やプライバシー、情報公開、放送といった現代的な問題を論じる。議論の前提としてふまえておかなければいけない限界や制約条件が、ときにシニカルな筆致で取り上げられていく。バンドや料理など、著者の個人的な体験を交えた記載も、意外な趣味が伺えることもあって興味深かった。2020/11/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/61949
  • ご注意事項