出版社内容情報
秘密取引による公正な競争の阻害が非効率を生み、発展と成長を損なう。タックス・ヘイブンは富の集中度を高め、期待される政策は税不足で実行できず、人びとの幸福を奪う。脱税より恐ろしい秘密主義の弊害が本書で明らかに。
内容説明
タックス・ヘイブンでの秘密取引による公正な競争の阻害が非効率を生み、経済発展を損なわせる。脱税より恐ろしい秘密主義の弊害が本書で今や明らかに。パナマ文書の暴露を受け、課税当局の動きもある中、独自調査による秘密度指数ランキング、金融資本主義の実態を見据えた提言は必見。
目次
第1章 タックス・ヘイブンの物語
第2章 秘密主義の問題
第3章 タックス・ヘイブンとは何か
第4章 タックス・ヘイブンの世界
第5章 タックス・ヘイブンのコスト
第6章 タックス・ヘイブンに立ち向かう
第7章 タックス・ヘイブン後の世界
著者等紹介
マーフィー,リチャード[マーフィー,リチャード] [Murphy,Richard]
イギリスの公認会計士。「コービノミクス」の立案者とされる。2015年にシティ大学ロンドンの国際政治経済学科の実務教授に就任
鬼澤忍[オニザワシノブ]
埼玉大学大学院文化科学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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