教育の豊かさ学校のチカラ―分かち合いの教室へ

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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000225953
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0037

出版社内容情報

なにかと暗い話題が多い,教育のこと.でも,少しあちこちに目を向けてみたら,子どもの目が輝いている教室が見えてきた.健康に不安のある子ども達の学校,刑務所の中の中学校,カリキュラムをやめた学校…….子ども達と真剣に向き合う教育現場から,教育の原点を探りだすルポルタージュ.『世界』好評連載を単行本化.

内容説明

私たちは、どうして学校に通うのだろう?指導要領やカリキュラムなんて必要なんだろうか?なにかと暗い話題が多い、教育のこと。でも、少しあちこちに目を向けてみたら、子どもの目が輝いている教室が見えてきた。

目次

第1章 暗かった目がきらきらと輝いた―健康学園「中央区立宇佐美学園」(静岡県)
第2章 あなたを愛している人がここにいます―児童自立支援施設「横浜家庭学園」(神奈川県)
第3章 新しい国際人が生まれている―「コタキナバル日本人学校」(マレーシア・サバ州)
第4章 小さな町の大きな教育改革―「三春町立沢石中学校」(福島県)
第5章 なぜ学校に通うのですか―自主夜間中学「珊瑚舎スコーレ」(沖縄県)
第6章 新しい自分のために―刑務所の中の中学校「松本市立旭町中学桐分校」(長野県)
第7章 満たされた時間の中で―自由学校「きのくに子どもの村学園」(和歌山県)

著者等紹介

瀬川正仁[セガワマサヒト]
1953年、東京生まれ。ノンフィクションライター。1978年、早稲田大学第一文学部卒業。映像作家としてアジア文化、教育問題などを中心に、ドキュメンタリーや報道番組を手がける。日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

魚京童!

5
詰め込むだけが教育ではない。2013/12/07

壱萬弐仟縁

4
松本市旭町中学校桐分校の事例が第6章にある。ここの話は信越放送でやったことがあったので、一通りは分かっていたつもりだったが、今一度、その意義を知りたくて読んだ。刑務所の中に公立中学が存在する唯一のもの(148ページ)。労働すべき時間を勉強に充てることが許されるのである。中学を出ていない囚人が一条件とのこと(150ページ)。囚人にとって、反省の日々に勉強することは、身に染みた勉強となり、血肉となる。14教科を学ぶ(152ページ)。授業は1日7時間の60分×7だと。学歴は無さ過ぎても有り過ぎでも生き辛い日本。2013/01/19

Luisa

0
珊瑚舎スコーレのことが知りたくて借りてきた。読み書きができない苦しさを私たちはわからないだろう。今はやりたくないのに勉強をさせられている子どもばかりだ。贅沢なんだと気づかされた。2015/11/14

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