教養の歴史社会学―ドイツ市民社会と音楽

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  • サイズ A5判/ページ数 330,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000225472
  • NDC分類 361.84
  • Cコード C3036

内容説明

19世紀ドイツにおいては、「教養」が他の国々とは異なって大きな位置を占めていた。それはどのようにして形成され、維持されたのか。本書は、バッハ復興運動やアマチュア音楽活動の展開、キャノン(正典)の誕生、音楽作法の完成などを跡付けつつ、「音楽芸術」の成立過程について究明。音楽現象の分析によって教養理念の内在的な論理を解明するとともに、音楽が社会的に担った意味を浮き上がらせる。音楽学の素養をもつ著者にして初めて可能となった、ドイツ社会の歴史文化をめぐる卓見的な考察であり、従来、歴史学と音楽学とでまったく別個に議論されてきたテーマを総合する、歴史社会学=音楽社会学の達成である。

目次

序章 ドイツの教養と音楽
第1章 教養を求める人々
第2章 教養のアリバイ―アマチュア音楽活動
第3章 目に見える教養―バッハ復興運動
第4章 音楽芸術の誕生―音楽批評から音楽学へ
第5章 音楽が暴く教養の正体

著者等紹介

宮本直美[ミヤモトナオミ]
1969年生まれ。東京藝術大学大学院音楽研究科音楽学専攻修士課程修了。東京大学大学院人文社会研究科博士課程単位取得退学。専攻=社会学(音楽社会学、歴史社会学、文化社会学)。日本学術振興会特別研究員を経て、東京大学文学部助手。東京大学より学位取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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陽香

0
200604052016/01/10

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