出版社内容情報
桶川ストーカー殺人事件は,まさに警察によってつくられた事件であった.事件から3年,国家賠償を求める被害者遺族への警察の信じられない反論と攻撃を乗り越え,娘のために闘い続けた遺族の記録.はたして市民は権力と闘えるのか?
内容説明
1999年に起きた桶川ストーカー殺人事件は、まさに警察によってつくられた事件であった。本書は、事件から3年、国家賠償を求める被害者遺族への警察の信じられない反論と攻撃、そして家族崩壊の危機、近隣との対立などを乗り越え、愛娘のために闘い続けた遺族の記録である。権力の本質、被害者の実態、権力とメディアと被害者の関係のあり方を問う。はたして市民は権力と戦えるのか。
目次
第1章 遺言が示唆した真実
第2章 エスカレートした殺意
第3章 開き直りの応訴
第4章 被害回復の代償
第5章 歪む刑事法廷
第6章 判決までの射程距離
著者等紹介
鳥越俊太郎[トリゴエシュンタロウ]
1940年生まれ。福岡県出身。京都大学文学部卒業後、毎日新聞大阪・東京本社社会部、テヘラン特派員、『サンデー毎日』編集長を経て、89年より「ザ・スクープ」のキャスターに。現在「スーパーモーニング」(テレビ朝日)にレギュラーコメンテーターとして出演。桶川女子大生ストーカー殺人事件の報道姿勢が評価され、2000年、「日本記者クラブ賞」を受賞
小林ゆうこ[コバヤシユウコ]
北海道出身。国際線客室乗務員から雑誌の契約記者を経てフリーライターに転身。女性誌ほかに芸能、社会文化、女性問題など幅広い分野のルポやインタビュー記事を執筆
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感想・レビュー
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