環境経済学 (新版)

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  • サイズ A5判/ページ数 390p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000224819
  • NDC分類 519
  • Cコード C3033

内容説明

日本で最初の『環境経済学』として刊行されて以来多くの読者を得た本書は、その後18年の間に劇的に展開した環境問題をも含めて体系的に論じるために、横組の新版として生まれ変わった。90年代以降の環境問題の本質と経済のグローバル化との関係、21世紀の経済成長の主役であるアジア・中南米で深刻になっている公害・環境問題を考察の正面に据え、さらに今後日本の環境政策の中で最も重視すべきアメニティ対策を、公害と連続した視点で濃密に論じる。

目次

第1章 環境の危機と政治経済学―問題の所在(近代文明の転換期と環境破壊;環境経済学の誕生と課題)
第2章 環境と社会体制・政治経済構造(公共信託財産としての環境;資本主義社会の発展と環境;現代資本主義と環境)
第3章 環境問題の政治経済学(環境問題の領域;公害問題と資本主義;アメニティの政治経済学;社会的損失と社会的費用;経済のグローバリゼーションと環境問題)
第4章 環境政策と国家(環境政策の原理と現実;PPPとストック公害;経済的手段;「政府の欠陥」と公共性)
第5章 維持可能な社会と住民自治(「経済の質」と内発的発展;維持可能な社会へ;住民自治と環境教育)

著者等紹介

宮本憲一[ミヤモトケンイチ]
1930年生まれ。名古屋大学経済学部卒。金沢大学助教授、大阪市立大学教授、立命館大学教授、滋賀大学学長を経て、大阪市立大学名誉教授、滋賀大学名誉教授、立命館大学客員教授。財政学、環境経済学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yu01

1
抽象的な理論や分析というよりは、政治経済と結びついた環境の性質や、公害から地球環境問題、アメニティへと変遷する問題領域の設定に、熱が入っている。水俣病からぶれていない。2012/10/13

壱萬弐仟縁

1
1989年に出版された青い表紙のをもっている。地域内産業連関や、内発的発展の原則が書かれていた。本著は、書店でみたが、高価で買っていないが、横書きになっていたかもしれない。2012/04/05

a._v._e

1
★★★★☆                                               水平・垂直的側面から環境問題への取り組みを日本と世界を相対的に比較しながら,今後あるべき環境改善へのアプローチを提言している.2009/10/12

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