出版社内容情報
介護施設での事故等が報道され始めている今、介護裁判の当事者でもある著者は各地の介護事故の被害者を訪ねる。渾身のルポルタージュ。
内容説明
約150万人の高齢者が介護施設で「介護・介助」を受けている今、施設での事故等が報道され始めている。母親の死に疑問をもった著者は、施設について調べ、介護裁判の当事者に。そして全国各地の介護事故の被害者、施設で働く人への取材を重ねる…。よりよい高齢社会のために、何ができるのかを問いかける、渾身のルポルタージュ。
目次
第1章 「争いのない事実」が争いへ(母が事故に…;母の変化 ほか)
第2章 各地で行われた「孤独な闘い」(「介護保険ご意見番」の地元で;“魔の四十八時間” ほか)
第3章 敵意と歓待のあいだ(「死んで世間に訴えようと思った」;もつれる計算 ほか)
第4章 ゆがんだ証言(「質の向上を」;十五秒間の死角 ほか)
第5章 安らかなる「死」を日常へ(解剖される施設での「死」;「あんなに重い人を…」 ほか)