内容説明
植民地独立から半世紀、進化しつづけてきた開発経済学の自伝。開発理論の背後にある思想を掘り出し、思想と理論がもたらした戦略と政策を、経験的事実にもとづいて検証する。
目次
開発について考える
古典派成長経済学の遺産
初期の開発機関
初期の開発経済学(1)分析編
初期の開発経済学(2)歴史的展望
正統派の反撃
現代成長理論
新しい開発経済学
文化、社会資本、制度
グローバル化の衝撃
世界的貿易問題
未完の自伝
開発思想の進化
世界経済発展の概略
著者等紹介
マイヤー,ジェラルド・マーヴィン[マイヤー,ジェラルドマーヴィン][Meier,Gerald Marvin]
1923年、ワシントン州タコマ生まれ。ハーバード大学卒業。スタンフォード大学名誉教授(「松下幸之助」基金教授)
渡辺利夫[ワタナベトシオ]
1939年、甲府市生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(経済学博士)、現在拓殖大学学長・同大大学院長。著書:『成長のアジア 停滞のアジア』東洋経済新報社、1985年(吉野作造賞)。『開発経済学』日本評論社、1986年(大平正芳記念賞)。『西太平洋の時代』文藝春秋、1989年(アジア太平洋賞大賞)。『神経症の時代』TBSブリタニカ、1996年(開高健賞正賞)ほか
徳原悟[トクハラサトル]
1967年、川崎市生まれ。日本大学大学院博士後期課程満期退学(1999年)(経済学修士)、現在拓殖大学国際開発学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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