出版社内容情報
杉村春子は夫や愛人の死に際にも舞台に立って演じ続けた.21歳で新劇に出会う.生涯抜けなかった広島弁,演技への凄まじい執念,貪欲に奪い取る愛,劇団経営の嵐.代表作「女の一生」.1997年死去.享年91歳.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chuji
1
久喜市立中央図書館の本。2002年1月初版。書き下ろし?『私は一時としても愛人がいなくては生きてゆけないような女です。私は惚れて惚れられて、それが人生のように思えます。・・・女でありながら、女でないような女優にはなりたくありません。愛して愛されることが女優としての、その第一の資格ではないでしょうか』P.171。「杉村春子」の女の一生でした。2023/02/11
Gen Kato
0
再読。『午後の遺言状』が素晴らしかったので。杉村春子と乙羽信子にとっての、映画としての遺作となった作品を撮った、新藤兼人監督ならではの視点で語られる「女優・杉村春子」。正直、『女優・田中絹代』に較べて食い足りなくはありますが、それでも読み応えのある一冊。2014/07/07
みつひめ
0
図書館本2020/04/11