• ポイントキャンペーン

われらが背きし者

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 515p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000221955
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

カリブ海の朝七時,試合が始まった――.一度きりの豪奢なバカンスが,ロシアン・マフィアを巻き込んだ疑惑と欲望の渦巻く取引の場に! 恋人は何を知っているのか,このゲームに身を投げ出す価値はどこにあるのか? 政治と金,愛と信頼を賭けた壮大なフェア・プレイをサスペンス小説の巨匠ル・カレが描く,極上のエンターテインメント.

内容説明

カリブ海の朝七時、試合が始まった―。季節外れの豪奢なバカンスが、ロシアン・マフィアを巻き込んだ、疑惑と欲望の渦巻く取引の場に。どうして私たちなのか、恋人は何を知っているのか、このゲームに身を投げ出す価値はどこにあるのか?政治と金、愛と信頼を賭けたフェア・プレイが壮大なスケールでいま、始まる。サスペンス小説の巨匠、ル・カレ極上のエンターテインメント。

著者等紹介

ル・カレ,ジョン[ルカレ,ジョン][Le Carr´e,John]
小説家。1931年イギリス生まれ。オックスフォード大学卒。1959年から64年まで外務省に勤め、諜報部にも所属した。その間1961年に『死者にかかってきた電話』で小説家としてデビュー

上岡伸雄[カミオカノブオ]
学習院大学文学部英語英米文化学科教授。現代アメリカ文学

上杉隼人[ウエスギハヤト]
編集者、翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tom

22
「ジョン・ル・カレ」は、大昔から格調高いスパイ小説の定番。でも、何度も挑戦して全部挫折した。そういう私が、たまたま図書館をうろうろして目に入ったのがこの本。なんせ、岩波書店ですぜ。岩波書店の本を読むのも久しぶり。少し前にギリシャ悲劇を文庫本で再読して、すこぶる堪能したけれど、ハードカバーを読むなんて、今は昔の大笑い。で、読み終えてしまった。ほんとうに大変だった(笑)。最後の最後でびっくりしたけど、それだけの話だった。大昔、カレを読めなかったのも納得。どうして、岩波書店はこの本を出版したのか、これが不思議。2014/06/15

tama

19
図書館本 ル・カレシリーズで 映画化されてる11月に浜松で観に行く予定。寒い国で少し訓練できたようで人物の多さがさほど苦にならなかった。英諜報部が自国に流れ込んで汚染を広げているロシアの汚銭を叩こうとしている。スマイリーおじさん登場せず。当然ハッピーエンドなどあり得ない。話は面白いが、今回感じたのは、果たしてこんなに登場人物多い必要があったのか?イボンヌ(だっけ?)の存在理由は何?次回はナイロビにしようかな。2016/09/02

yooou

17
☆☆☆☆★ すべての登場人物が見事なまでに描きまれ奥深い人間ドラマを生みだす手練手管は素晴らしい。そして最後。残り少なくなっていく本の厚さに手に汗を握りました。2012/12/29

よっちゃん

13
時間軸を前後しながら、しかも複数の登場人物の視座で紡がれていく。ロシアマフィアの幹部がとんでもない情報を持って英国へ家族ごと安全な亡命を望んでおり、主人公の若い男女が英国諜報員にこの橋渡しをするというサスペンスだなと感づくまでに時間がかかった。スパイは嘘つき。とにかくどこまでが真実の会話なのか綿密な描写をじっくり読み解く必要がある。アクションシーンを期待してはいけない。これがル・カレなのだ。現代経済戦争の冷酷な裏舞台にゾッとする。まさかの終結。さてどこまでが仕組まれたものだったかと一瞬ボーっとしてしまう。2013/04/27

カワセミ440

11
何がなんだか・時間軸もずれてるようで話が繋がらず・・何度も戻って読み返したけど、それでも理解できてるのかどうか?よく解んない。英国人カップル、ペリーとゲイルがディマと知り合うって偶然じゃないよね。スパイの世界って良く解んない。誰が嘘吐き?ヒコーキの墜落って事故??ヘクターが全ての黒幕って事??とすれば、ルークは救われないな。ジョン・ル・カレさんは『誰よりも狙われた男』に続いて読んだんだけど結構難解?だな。昔読んだ『ナイロビの蜂』はもっと解り易く面白かった記憶があるんだけど。もうちょっと読み直してみようか?2015/12/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5599081
  • ご注意事項