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維持可能な社会に向かって

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000221559
  • NDC分類 519.1
  • Cコード C0033

内容説明

クボタ・ショックをきっかけに深刻な被害の状況が明らかになってきたアスベスト問題は、日本の公害が終わっていないことの証明となった。真の公害・環境問題の解決には、激しい公害を経験した歴史の教訓に学び、水俣、四日市などの地域の完全な再生と社会経済システムの根本的な改革を達成しなければならない。そのためには誰が何をすべきか。本書は、長年公害問題の解決に尽力してきた著者の、環境研究者はもちろん、広く一般市民への心からのメッセージである。

目次

安全の政策と科学を
1 公害の教訓は守られているか(史上最大の社会的災害か―アスベスト問題の責任;水俣病は終っていない―残された責任;四日市の都市再生のために―安全で美しい水都をつくりうるか;環境運動の政策形成史―市民による維持可能な社会への取組み)
2 地球環境保全の未来を展望する(環境と自治の世紀をもとめて―公害問題の教訓のもとに;環境再生という公共政策―日本と欧州の地域再生への挑戦;維持可能な都市を考える―地球環境時代の都市政策;足もとから維持可能な社会(Sustainable Society)をめざして)

著者等紹介

宮本憲一[ミヤモトケンイチ]
1930年生まれ。名古屋大学経済学部卒。金沢大学助教授、大阪市立大学教授、立命館大学教授、滋賀大学学長を経て、現在、大阪市立大学名誉教授、滋賀大学名誉教授、立命館大学客員教授。財政学、環境経済学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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