出版社内容情報
古今東西の思想家・作家・科学者など,大きな仕事をなしとげた人たちが残したことばを1年366日に配列しました.短い章句ですが,どれも生き生きとした力で読む者に迫り,人生に潤いや勇気を与えてくれます.
内容説明
先人たちの英知は、明日を生きる心の糧。人生にうるおいや勇気をあたえる三三六の名文。
目次
一月
二月
三月
四月
五月
六月
七月
八月
九月
一〇月
一一月
十二月
著者等紹介
木田元[キダゲン]
哲学者。中央大学名誉教授。1928年、山形県に生まれる。1953年、東北大学文学部卒業
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感想・レビュー
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藤月はな(灯れ松明の火)
83
図書館で借りた本ですが、自分の本として欲しいなと心から思いました。じんわりと心に沁みる味のある言葉ばかりなのでパッと開いたページを読んでも良し、その日に因んで読んでも良し、特別な日に読んでも良し。同時に引用されている文章の出典元を見て「大学生の時、もっと、本を読んでおけば良かったな」と後悔することになりました。個人的に徳川家康、ルーズヴェルト、徳冨蘆花、ホルクハイマー、菊池寛、李白、ソクラテス、李賀、屈原、ネルー、バーリン、マキアヴェリ、南方熊楠、林芙美子、鈴木大拙、ヘッセ、キング牧師、袁枚が印象的2017/11/29
壱萬弐仟縁
17
気に入った偉人たちは、エーコの書物論(1月5日)。ベーコンの書物論(1月22日)。菅茶山の冬夜の読書(2月29日!)。ミルの幸福論(5月7日)。バーリンの自由論(6月6日)。河上肇のひもじさ論(8月17日)。モリスの民衆芸術論(10月三日)。ガルブレイスのゆたかな社会論(10月15日)。ウォールトンの金持論(10月29日)。エイゼンシュテインの書物論(11月30日)。これらは、スマホで撮影し、保存して、自分なりに再読、音読していきたい。実に味わいのある珠玉の文章だと思われる。2014/04/16
双海(ふたみ)
13
馴染みのあの人の言葉が…!?2014/01/11
Maiラピ
10
あえて<有名なもの>、<教訓的なもの>を避けて古今東西の名家の文章や詩歌の中から336編を著者が選出。忙しい現代人にせめて一日数行でもいい、心を洗われるような文章なり詩歌なりにふれて、豊かな気持ちで生きてもらいたいという主旨のもの。2010/09/23
KAZOO
6
何回目でしょうか?毎年、いつからか読み始めて途中でやめては、また読み始めるという読み方ができるので何度も読んでしまいます。寝るときに読んでも、トイレでも机上でもといういろいろな読み方ができます。木田先生なので哲学者が多いような気がします。2014/04/21