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インターネットで日本語はどうなるか

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  • サイズ B6判/ページ数 245,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000221078
  • NDC分類 810
  • Cコード C0081

出版社内容情報

昨今,改めて論じられる「英語公用語化論」.そもそも日本人にとって英語とは何なのか.21世紀にいかなる言語は広がり,いかなる言語は消えていくか.多言語情報処理や機械翻訳など,コンピュータ技術の現状と方向性を紹介し,IT時代の言葉のゆくえを探る.

内容説明

昨今、改めて論じられる「英語公用語化論」。そもそも日本人にとって英語とは何なのか。21世紀にいかなる言語は広がり、いかなる言語は消えていくか。本書では、IT(情報技術)の急速な発展、政治的・経済的グローバリゼーションによって、大きな変質を迫られている「われわれの言葉」のゆくえを、英語との関係、インターネット多言語処理環境、さらに機械翻訳など最新のコンピュータ技術の動向をふまえて論じる。世界中を巻き込んで、いまホットな論争を呼び起こしているテーマのイロハを、誰にも分かりやすく、丁寧に説明する絶好の概論書。

目次

第1部 日本人にとって英語とは何か(英語教育と英語公用語化論;「ネーティブ・スピーカー」と英語公用語化論)
第2部 日本語はどうなるか(インターネット多言語情報処理環境;ナショナリズム対グローバリズムを超えて)
第3部 コンピュータの可能性と課題(翻訳とコンピュータ;インターネット上の多言語共同体の現実問題―L/Pプロジェクトの経験から)

著者等紹介

西垣通[ニシガキトオル]
1948年東京生まれ。東京大学工学部計数工学科卒業。工学博士。明治大学教授、仏ランス大学客員教授等を経て、96年4月より東京大学社会科学研究所教授、2000年4月より、同大学情報学環教授。専門は情報学。著書に『デジタル・ナルシス』『こころの情報学』『マルチメディア』『刺客の青い花』など多数

ルイス,ジョナサン[Lewis,Jonathan Robert]
1965年イギリス生まれ。東京電機大学理工学部助教授。87年、オックスフォード大学学士課程修了(ドイツ文学、フランス文学専攻)。90年、スターリング大学大学院博士課程入学。94年、シェフィールド大学大学院に移籍。その間、ドイツのギムナジウムや埼玉県の高校で英語助手を勤める。政治学博士。94年、東京大学社会科学研究所助手に。96年、同研究所助教授。99年4月より現職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

1
ふむ2021/08/14

niko

0
後半は、私が翻訳ソフトそして翻訳支援ソフトと呼ぶものなど、コンピュータに関する話が主なテーマだったので流し読みをしましたが、前半は面白かったです。所々にちょっと反感を買いそうな極端な表現が見られ、細かい部分に同意できない点もありましたが、大まかな部分は納得できる内容でした。私はやはり「英語教育の向上=国際競争力の向上→小学校英語教育や英語公用語化」と安易に結びつけるのは「武器を持たない=日本は戦争に巻き込まれない」に似たある種のお花畑思考に思えてなりません。2012/01/03

ブルーローズ

0
英語公用語?から始まる本。ネットは英語のみ・・という誤解から、英語教育をもっと拡大しなくては、という気分になっている世間に対して、言語学者が警鐘を鳴らす。2010/01/26

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