出版社内容情報
プラトン哲学に造詣が深い著者が西洋哲学の源流に深く分け入り,哲学の根本問題は何かをさぐる.従来の哲学書にありがちな生硬な言葉づかいを避け,生活に根ざした言葉で,読者を哲学の門に導くユニークな入門書.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
11
これは、この読み友さんが読まれて感想を書かれていたので、図書館で借りてきました。この本は岩波全書の割にはわかりやすい哲学の本でした。今三木清の全集を少しづつ読みなおしているのですが、彼の哲学入門よりもはるかにわかりやすさが印象に残りました。4項目に分けて哲学の意味や求められているものを説明してくれています。2014/08/27
isao_key
5
学術文庫の同著者による『哲学入門』は、雑誌に発表されたエッセイなどで哲学そのものを述べた論考は「哲学とその根本思想」のみであり、タイトルとはやや乖離している印象だった。本書は1950年岩波全書のために書き下され、哲学について真正面から向き合った書である。4つのテーマで構成されており、どのテーマも哲学の根源を問う刺激的な論文で、軽々しく片付けられない問題を取り扱っている。哲学の出発点は、自分の知らないことを知っていると思い込んだりしないで、自分がいかに無智であるかを、徹底的に自覚することにある、という。2014/08/14
讃壽鐵朗
2
読了するも、哲学とは何かは分からずのまま。 ただし、諸処に感ずる所あり、日々の反省の種とならん。 根本は分からずとも、この類の書を読みつつ、感慨に耽ることをもってよしとすべし。2013/12/03
草生やすな
1
難しかった?2013/05/01