岩波全書
経済原論

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000201735
  • NDC分類 331
  • Cコード C0333

出版社内容情報

マルクス『資本論』を著者独得の観点から体系づけ,経済学とは何かを簡明に描いた書.第1篇流通論,第2篇生産論,第3篇分配論の篇別によって,資本主義的生産様式の基底を把握する道を提示する.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

非日常口

15
佐藤優著『いま生きる「資本論」』は本書を読み通すための基礎体力を付けることが目的一つになっている。流通論/生産論/分配論を柱に労働力商品化や自然・環境制約性などを考え、『資本論』の経済論部分にのみスポットライトを当て、論じている。恐慌は資本主義において必然なのだ。2014/08/07

KAZOO

14
宇野先生にはこのほかに、岩波新書で「資本論の経済学」というのが一般向きに出ています。この本はさらにもう少し専門的にマルクス経済学の骨格を理解しようとする人向きです。「流通論」から始まり、「生産論」「分配論」とコンパクトにまとめておられてわかりやすいと思います。これを読んでからマルクスの「資本論」に取り掛かると消化不良を起こさないと思います。2014/08/08

funuu

4
佐藤 優氏の推薦本。マルクスが、資本主義は労働を労働力の商品化をなし得たのが資本主義。我々は、資本家に、自由な契約により労働力を売る。資本家の利益の源泉は労働力の搾取。たが、資本主義は崩壊しない。ソ連はなくなり。中国は、超資本主義?国家となった。 自分はサラリーマンで、労働者。資本家どこにいるのか?我が社会のトップの年収は3600万。佐藤氏に言わせると、雇われ熟練労働者程度。No.2は、年収2400万。最近、65歳で、脳出血で過労死。まあ、30代の中間管理職も二人、心筋梗塞で過労死している。 搾取している2014/09/13

Z

3
本当は、同名の分厚い二巻本を買う予定であったが、6,7年前の頃はそんなこと知らず、薄いこの本をこれがあの本かと興奮しながら手に取ったという思い出が。付録に著者の問題意識をまとめたページがあり、これは便利。少し引いた姿勢が気になるが、著者は明晰に資本論をまとめている。これを便りに、読破頑張ろう。2014/06/23

肉欲棒太郎

0
「生産過程論」から「流通過程論」へというマルクス『資本論』の叙述形式を逆転させ、〈流通論〉から〈生産論〉へと組み替えた「流通形態」主義といわれる点が特徴。色々と難点はあるにせよ、資本論をコンパクトに再編成したものとして、オリジナルを全巻読み返すのが面倒くさいとき等には使えそう。2015/08/16

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