内容説明
家族、性、知覚、欲望…身体はどこまで担えるか。現代社会の全体像を把握し、新たな知の基盤を築くための挑戦。
目次
1 「身体」としての現代(“語る身体”の生成;潜在脳、自由意思、社会;関係としての身体―障害を生きる経験から;思弁的実在論と無解釈的なもの;ポストメディア時代の身体と情動―フェリックス・ガタリから情動論的転回へ)
2 「家族」の終焉?(揺らぐ日本の近代家族;家族の多様性と社会の多様性―少子化をめぐって;近代家族の臨界としての日本型国際結婚)
3 「性」をめぐって(現代社会における性的差異と性関係―ラカン派精神分析の観点から;性的マイノリティをとりまく困難と可能性―同性愛者への寛容と構造的不正義)
著者等紹介
大澤真幸[オオサワマサチ]
1958年生。社会学者/比較社会学、社会システム論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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