岩波講座 文学〈別巻〉文学理論

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  • サイズ A5判/ページ数 340,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000112147
  • NDC分類 908
  • Cコード C0390

出版社内容情報

20世紀に生みだされた批評理論は,その多くが言語にまつわるものであった.構造主義,精神分析,脱構築,読者反応論,そしてフェミニズムやポストコロニアリズム……今後の文学研究に不可欠な,絢爛たるその成果を俯瞰する.

内容説明

ここ数十年の間に文学研究の領域で生じた巨大な地殻変動。その背後には、20世紀に生まれたさまざまな「理論」の存在があった。フォルマリズム、脱構築、精神分析、フェミニズム、ポストコロニアリズム、文学・言語学・哲学・政治学など諸領域を横断して生み出されたこれらの理論は、これからの文学研究にどのような可能性をもたらすのか?新しい時代の見取り図を提示する、シリーズ最終巻。

目次

フォルマリズムからの脱出(ロシア・フォルマリズムとバフチン;フランス構造主義 ほか)
無意識の理論(フロイトからラカンへ;ユングと神話の論理)
ニューヒストリシズム(構造と交錯―社会文化史的アプローチとしての「文学研究」についてのノート)
フェミニズムと文学(聞き手に向かう―書くことと読まれることとフェミニズム、『私小説from left to right』を通して;虎穴に入れば…―“フェミニズム・文学・批評”の誕生と死)
ポストコロニアリズム(黒い思想家―『権利の章典』とポストコロニアリズム;歴史の終焉に抗して民族誌を書くこと―文学と人類学との新たな出会いへ)

著者等紹介

富山太佳夫[トミヤマタカオ]
1947年生。英文学。青山学院大学文学部

沼野充義[ヌマノミツヨシ]
1954年生。ロシア・東欧文学。東京大学大学院人文社会系研究科・文学部
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