出版社内容情報
音としての響き,視覚的なイメージ,物質的な手触りなど,言葉のさまざまな可能性を引きだしながら,時代ごとに言語表現の新たな地平を切りひらいてきた詩歌.古典詩歌と近代詩をふたつの極に,言葉の創造力の原点に迫る.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gakio
4
李白の「自然」と「山水」の描き方、折口信夫はすげぇという話、20世紀の「大戦」が近代以前の華々しい戦死者がでるものではなく、発達した兵器により、生きるか死ぬかは運によるものだということと、それであるから華々しい死を描く詩が成立せず、そのような古典の価値が危ぶまれるというもの、藤原定家の「いづこ」という言葉の用い方、などが印象に残った。 こういう類の本は、テレビをつけているみたいに、向こうから未知の情報を教えてくれるから、面白い。そしてテレビより何段階も知的満足度が高い。2021/08/28
Hisashi Tokunaga
0
川本先生の「短詩型論」のみ読みました。2014/09/17
0
再読2019/05/18
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