出版社内容情報
いまや技術者も,複数の専門を究めていなくては通用しません.ただしそれは,しっかりと固められた基礎があればこその話.本講座は,技術者として最小限もつべき工学・技術の基礎知識を,わかりやすく体系的に解説します.未来の技術者を夢見るすべてのみなさんにおすすめする,まったく新しい工学のテキストシリーズです.
内容説明
材料設計―理想的な材料設計の基礎として、性質を発現する物質の構造、組成、組織に関する理解が重要であり、密接に関係する、状態図や熱力学的理解が必須である。本書においては、主に構造材料設計の基礎の観点より、材料・物質の構造、組織に関する基礎知識を解説する。エネルギー論―エネルギーをできるだけ包括的に教えるための教科書、ないし参考書として作られたものである。すなわち、この書は、エネルギーの工学的側面だけでなく、資源、エネルギー関連諸技術、社会経済との関連、環境との関連といったものを総合的な形で眺めて理解できるようにつくられている。
目次
材料設計(物質の構造;結晶構造;平衡状態と状態図;液体と非晶質構造および設計例;複合材料構造と設計;構造の決定法)
エネルギー論(エネルギーとは;エネルギー資源と持続可能性;21世紀のエネルギー技術;エネルギーと社会;エネルギーと環境;最適なエネルギーシステムを目指して)
著者等紹介
牧島亮男[マキシマアキオ]
1940年生まれ。東京大学名誉教授、北陸先端科学技術大学院大学新素材センター教授。専門は、ガラス材料の科学と工学、無機材料工学、機能性ガラスの創製と特性
森田一樹[モリタカズキ]
1960年生まれ。東京大学大学院工学系研究科助教授(金属工学専攻)。専門は、高温物理化学、金属製錬学、環境調和プロセス工学
藤井康正[フジイヤスマサ]
1965年生まれ。東京大学大学院工学系研究科助教授(電気工学専攻)。専門は、エネルギーシステムの評価・解析・最適化
茅陽一[カヤヨウイチ]
1934年生まれ。(財)地球環境産業技術研究機構副理事長。専門は、エネルギー環境システム工学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。