出版社内容情報
生物多様性は地球環境問題の最重要課題の1つである.それは人間を含む生物圏の存続に関わる問題だからである.急速に進展している生物多様性の科学の基本を紹介し,その成果を人間社会へ組み込んでいく道筋をさぐる.
内容説明
本書は、対策としての多様性の保全理論の構築と多様性の基礎科学が融合した形で構成し執筆することを意図したものである。
目次
1 生物多様性―その意義と現状
2 地球環境の変遷と生物の多様性
3 生物多様性の空間構造と生態系における機能
4 生物間相互作用と生物多様性
5 モンスーンアジアの生物多様性
6 サンゴ礁における多種共存機構
7 生物多様性の保全に向けて
8 生物多様性研究の将来