岩波講座 現代思想〈16〉権力と正統性

岩波講座 現代思想〈16〉権力と正統性

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  • サイズ A5判/ページ数 347p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000105460
  • NDC分類 108
  • Cコード C0310

出版社内容情報

人類史上かつてないほどの激動を体験した20世紀は,人間の知的活動が最も活発に展開された時代でもあった.しかし今日その知的成果にも翳りが見え始め,人類に不安をもたらしている.この20世紀を思想史的に再考するため,現代思想のパラダイムを構成している言語・無意識・構造・システム・情報など主要な問題群を照射する.

目次

1 正統性の根拠(資本主義と正統化問題;「常識」について)
2 政治過程と正統性(リベラリズムと正統性―多元性の政治哲学;正統性―手続きからかユートピアからか;ロシア革命をめぐる省察―革命における正統と異端;問題としての第三世界)
3 知の正統性(科学と正統性;大学と正統性―大学とは何か;伝統と習俗の正当性をめぐって)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

羊山羊

6
「リベラルの敵はリベラルにあり」が満足いく程読みこなせなんだので教科書と思って読んだらそんなに甘くなかった。表題を巡って1995年当時の懸念が9章あげられる。当時はソ連崩壊から間もなく、ソ連崩壊の決算がまだできていない。注意深く読めたのが井上達夫氏のリベラリズムと正統性の論考。資本主義とポストモダン、商品化と差異化の相性の良さが指摘されているのは慧眼である。2021/02/14

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