出版社内容情報
内外に複雑な様相を示し,日ごとに関心が高まりつつある宗教.21世紀を目前にいまだ解かれぬ人間のこころ.存在の根源に関わるこの問題を,一見その対極に位置すると思われる科学と関連させて,多元的に検討する. 〈第2次刊行〉
内容説明
科学は生命の本質をどこまで解明できるのか。生命科学の最先端の現状と将来を展望し、新たな生命観と宗教観の誕生を願う。
目次
序論 生命科学から見た生命
1 生命多様性―関係の総体論から見た生物群集とその進化
2 ウロボロス―生命の臨界論理
3 対談「発生から見た生命」
4 細胞生物学の最前線
5 生命とリズム
6 生物的自律性
7 物語としての生命
8 生物の情報と意味―「自然という書物」は解読できるか
9 気の科学