出版社内容情報
洋の東西を問わず音楽を考究する際にまず参照すべき基本文献.ヒトの営みを考えるためにも多くの刺激を含み,文化人類学・日本文学・歴史学などの研究者にとっても必読の文献として高い評価を得た.強い要請に応える再刊!〈第2次刊行〉
内容説明
さまざまな文化圏の中に散らばり、その沃野の未だ究められぬ音。口承が伝え、小音具を使った多様な展開をいま耳が知る。新たなる楽の現前。
目次
日本・アジア音楽を考える
日本・アジア・オセアニアにおける楽器の分布
日本とアジアの音楽をめぐる音楽図像学
日本の音楽芸能
儀礼と宗教の音楽
舞台と興行の音楽
習俗と家庭の音楽
南島(琉球)の音楽
アイヌ音楽
日系アメリカ人・カナダ人の音楽伝統
海外日系共同体の音楽
近代以降の伝統楽器による非伝統音楽
現代における伝統楽器による非伝統音楽
東アジアの音楽
中国―漢民族の音楽
中国少数民族の音楽
台湾少数民族の音楽
モンゴル音楽
朝鮮民族の音楽伝統