出版社内容情報
洋の東西を問わず音楽を考究する際にまず参照すべき基本文献.ヒトの営みを考えるためにも多くの刺激を含み,文化人類学・日本文学・歴史学などの研究者にとっても必読の文献として高い評価を得た.強い要請に応える再刊!〈第2次刊行〉
目次
音楽の伝播と変容(山口修、蒲生郷昭)
日本古代地方歌謡・芸能の変容(飯島一彦)
普化尺八の拡散と交流(月渓恒子)
歌舞伎囃子の地域様式(景山正隆)
異文化との接触(千葉優子)
明清楽と明治の洋楽(大貫紀子)
文化伝播における中心と周縁(樋口昭)
東アジアの音楽の多様性と相互関係(ルーラン・チャオ・ピアン)
アジア音楽の国際交流(岸辺成雄)
ミクロネシア音楽にみる文化接触の諸相(桂博章)
表層に立つ音楽(中川真)
中央アジアの弓奏楽器の伝播(森田稔)
アラブ世界における動物相と音楽要素(堀内勝)
日本中世社会と「芸能」(黒田俊雄)
中世説話と音楽の伝播(益田勝実)
付 文献