内容説明
哲学史の新編成。「問題史的」哲学史を試みて、中世から近代に。現代哲学の諸問題の発生を究め、新たな視界を切り開く。
目次
1 普遍論争とその射程
2 無限と宇宙―ルネサンスのコスモロジー
3 レトリックと方法―F.ベーコンの二つの顔
4 コギトと機械論
5 唯物論・汎神論・モナド論
6 市民社会の知―ロックとヒューム
7 〈啓蒙〉の知と主体の問題―ディドロ、ルソー、エルヴェシウスの視界
8 批判・自然・神―カントの「自然」概念への一考察
9 言語と歴史―ヘルダーとグリムの言語起源論をめぐって
10 観念と自己と精神と―ドイツ観念論序説
11 現代哲学への予動―マルクス、ニーチェ、フロイト