経済社会総合研究叢書
日本の財政赤字

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 239p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000099318
  • NDC分類 342.1
  • Cコード C0333

内容説明

現在も累増する財政赤字の問題を、アカデミックな視点から冷静に分析。将来のマクロ経済や少子高齢化、公共投資の生産性、中央と地方の関係、民間の家計や企業の反応、利益団体などの政治的ロビー活動、国債満期構成や公的金融等の金融的側面を視野に入れた理論的・実証的な研究の成果は、現在の財政運営の議論にも一石を投じるものになるだろう。

目次

第1章 財政赤字の累増とその問題点
第2章 中立命題の検証―政府支出調達面からの将来世代の負担の考察
第3章 公債の持続可能性―国と地方の財政制度に即した分析
第4章 課税平準化仮説と財政運営
第5章 1990年以降の財政政策の効果とその変化
第6章 財政赤字と将来負担―部門別社会資本を考慮した長期推計
第7章 財政政策の効果と財政再建
第8章 地方債の累増と地方債許可制度の評価
第9章 物価水準の財政理論と国債管理政策

著者等紹介

井堀利宏[イホリトシヒロ]
1952年生まれ。東京大学大学院経済学研究科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。