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岩波ブックレット
格差社会と教育改革

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  • サイズ A5判/ページ数 71p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000094269
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0336

内容説明

学校選択に見られる自由化と効率的な学校運営・予算配分など、現在進められている教育改革の数々は、格差を固定・拡大させるのではないか。それへの対抗軸はあるのか。教育社会学者と政治学者の熱い対話。

目次

格差社会と教育改革(問われる「改革」の根拠と処方;データから改革を検証する;戦後日本の「教育の平等」を支えた原理・原則)
対談1 戦後教育の達成をどう見るか
対談2 教育政策のゆくえ

著者等紹介

苅谷剛彦[カリヤタケヒコ]
1955年東京生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。ノースウエスタン大学大学院博士課程修了、Ph.D.(社会学)取得。現在、東京大学大学院教育学研究科教授。専攻は教育社会学、比較社会学。教育における階層格差についていち早く指摘。さまざまなデータにもとづき、重要な問題提起を行っている。2008年10月よりオックスフォード大学教授を兼任

山口二郎[ヤマグチジロウ]
1958年岡山市生まれ。東京大学法学部卒。現在、北海道大学大学院法学研究科教授。専攻は行政学、現代政治。90年代以降の政治の激動期にあって、政権交代と社会民主主義という二つのテーマを自らに設定し、積極的に日本の現代政治を論じている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

苦虫

3
社会学者と経済学者のお話。(なんて雑な紹介なんだ…)。多分いじる必要のない教育基本法いじってどーする!って話と、教育格差はだから縮まらないって話だったはず。2015/06/24

okanotomokazu

3
戦後、日本は教育に力を注いだ。当時、ヨーロッパでさえ中学校までの義務教育が行われていない国もあったが、日本はそれを実施した。それが基盤となって、奇跡の高度経済成長を成し遂げることになる。 この間、教育の地域格差は昭和30年代からあり、それを是正するのが文部省の課題であった。 しかし、いまの教育格差は当時のものとは性質が異なる。あれもこれもと手を広げては、ますます教育の目的がわからなくなってしまう。だから、教育は「押し付け」であることを前提に、「何ができないか」を考えて方針を決めるべきと、苅谷氏は主張する。2012/08/04

ちあき

3
和田中の調査でも中心的な役割を担った著名な教育社会学者が、新しい原稿一本と政治学者との対談二本をまとめたブックレット。苅谷さんの近年の著作を総括するような視点でつくられており、関連書に目をとおしている人にもこれから何冊か読んでみようという人にも親切なつくりとなっている。問題のキモは本書でも指摘されているとおり、「教育の不平等を拡大するような改革でよいのか」という点にあるが、改革推進側にはそれを理解しようとしない人たちがいるようだ。この本の問いかけがそんな人たちに届いてほしいと思う。2009/05/25

わらび

2
卒論本。格差について書きたいと考えているので苅谷先生の本は参考になる。新自由主義と聞こえはいいがその内容は格差の再生産。夜警国家のような小さな政府、基本的に国は国民の活動に手を出さない、は良いのか?もちろん自由度が高いので、ある程度資本と知識のある人はもてるものを最大限利用し、社会的にいい地位を築いていく。問題はなにもない人。全く国から指針が出されないということも考えものである。2016/10/06

りさ

1
ウーン、ウーン、、、全然理解深められない2017/04/16

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