内容説明
「遺骨」から日本の戦後がどのように見えてくるのか―まずは朝鮮人強制動員の遺族の声、そして日韓遺骨問題が動き出した背景、最後に日本人の場合の遺骨問題について考えていこう。
目次
はじめに―なぜ、今「遺骨」なのか
強制動員犠牲者の遺族の声
遺骨返還は国境を越えて
日本人の遺骨も放置されている
おわりに―未清算の戦争責任の証人
「強制連行期の動員朝鮮人死亡者数」解説
著者等紹介
内海愛子[ウツミアイコ]
1941年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。在日韓国・朝鮮人の人権や戦後補償問題に取り組む。大阪経済法科大学客員教授
上杉聰[ウエスギサトシ]
1947年岡山県生まれ。上智大学文学部卒業。関西大学講師。「アジア・太平洋地域の戦争犠牲者に思いを馳せ、心を刻む会」呼びかけ人などとしても活躍
福留範昭[フクドメノリアキ]
1950年山口県生まれ。九州大学文学部卒業。強制動員・遺骨問題で日本と韓国をつなぐ活動をしている。強制動員真相究明ネットワーク事務局長。韓国語通訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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