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岩波ブックレット
「欠陥」住宅は、なぜつくられるのか―安全なマンション・住まいを求めて

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  • サイズ A5判/ページ数 63p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000093729
  • NDC分類 365.3
  • Cコード C0336

目次

1 構造計算書偽装事件―消費者には見抜けない偽装
2 都市基盤整備公団の欠陥マンション事件―偽装でなければ安心か
3 建物ができるまで―設計から施工までの仕組み
4 なぜ欠陥建築物はつくられるか―不合理なお金の使われ方
5 なぜ防げなかったか―崩れた二つの防波堤
6 欠陥建築の防止のための方策―あるべき建築生産システムとは
7 地震大国日本の住宅政策―「安全な住居に居住する権利」が保障される社会へ

著者等紹介

河合敏男[カワイトシオ]
1957年東京生まれ。弁護士。早稲田大学法学部卒業。第二東京弁護士会所属。日弁連消費者問題対策委員会土地住宅部会部会長、欠陥住宅被害関東ネット代表幹事など歴任。現在日弁連住宅紛争処理機関検討委員会副委員長、第二東京弁護士会・住宅紛争審査会検討委員会委員長、(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター技術委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

4
姉歯物件とか、耐震偽装マンションなど、住民の生存権を脅かして、憲法違反なのである。最低限度の生活を返せ、という主張は当然であろう。評者も環境破壊で生存権侵害され、謝罪を得たことがないので。コストダウン、業者間での癒着、そして 「楽して儲かる」式の道理では優秀な職人技は発揮できない(31頁他)。倫理面ではCSRが問われよう。リフォームは個人の住宅だが、信頼と技術力は結局、人間の問題である。2013/03/16

FK

0
一連の耐震偽装問題からのブックレット。基本的には甘い法制に原因がある。そしてそれは業界からの圧力による骨抜きのザル法のせいである。やはり国民だけがぼられる対象だ。破廉恥な人たちばかりが横行する世の中であることよ。まだ彼のアメリカ合衆国の方が、検査態勢がマシだというのだから悲しくなる。つまり日本はあのアメリカよりはるかに劣っているのである。自明のことであったかも知れないが。/建物は、消費者の無知につけこんで不当に高い値段で買わされる危険の大きい商品なのです。(P.28)2006/06/04

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