岩波ブックレット
市民政治再考

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  • サイズ A5判/ページ数 54p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000093170
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0336

出版社内容情報

今日の政治を担うのは誰か―60年安保以降,一貫して市民運動の第一線に立ち続け,その活動を展開してきた著者が,市民政治の歴史の残した遺産を批判的に検討し,グローバル化時代の市民自治に向けた戦略を明快に語る.

目次

1 二〇〇三年総選挙の意味
2 市民政治の理念の歴史
3 戦後日本の市民政治
4 日本の市民政治発展のための戦略

著者等紹介

高畠通敏[タカバタケミチトシ]
1933年、東京生まれ。東京大学法学部助手、立教大学法学部教授を経て、現在、駿河台大学法学部教授(政治学)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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takeapple

6
声なき声の会、ベ平連の高畠先生の市民政治についての入門書という位置付けかなあ。松下圭一先生の著作からこちらに来た。市民ということの意味、今何をすべきか考える。2021/09/25

壱萬弐仟縁

1
市民社会や市民権はラテン語の都市国家(civitas)や市民(cives)から由来する(13ページ)。H.アーレントはカルチュアを「市民相互の協同活動」としての政治を人間行為の重要な領域として認識した(16ページ)。また、ハーバーマスも市民社会は経済システムだけでなく、文化や言語の相互活動を伴う公共圏として成立することを明らかにした(24ページ)。今後は、生活者市民が官僚制度にどう抗うのか、消費増税、TPP、マイナンバー制度、脱原発といった四方固めに遭っている市民がどんな市民主導の社会にするか問われる。2012/07/28

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