出版社内容情報
子どもの学力低下と階層間格差の広がりは食い止められないのか.話題のブックレット『「学力低下」の実態』において,学力低下を克服している「特筆すべき例」として現れた実際の学校の多面的な姿に迫る.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くまさん
2
子どもたちを伸ばす この一言に尽きる。そのために,何をするのかだろう。いろいろな環境を背負って子どもたちは生活している。教師は,子どもたちが将来,胸を張って生きていけるだけの力をつけさせたい。善悪の判断,基礎学力だろう。子どもたちみんなの笑顔が見られるように。2016/11/26
ning
2
本の中で書いた布小の教育は本当に素晴らしいと思います。一つ目は「人の話をよく聞く能力」を重視していて、話す・聞く能力を身につけ、人とのコミュニケーション能力もうまく行けると思います。二つ目は先生がきちんと原則があり、他の子どもを物理的、心理的に傷つけよう時、先生は子どもを怒ることです。良いことをして褒め悪いことをして怒ります。その基準を守って教育するのは最も大切だと思います。その教育を展開し、子どもたちは大人になっても、きちんと社会ルールを守り、生活して行くことは世の中で一番重要な生きる力だと思います。2015/06/01
わらび
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力のある学校、アメリカのeffective schoolという言葉から効果のある学校とも言われるがその実態は強い教師間でのチームワークが作られており、育てたい児童像、怒るなどの指導方法が全ての教師の間で確実に共有されていることであった。子どもたちの集団づくりに特に重きが置かれており、子ども同士の結びつきが強い。一方で、他の学校の実態を知らないから荒れにつながっていないという可能性もある。中学校であれば、近隣の学校の様子などが伝わると一気に荒れることもある。2016/11/14
Tsuneyuki Hiroi
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「力のある学校」とは何かを知りたくて求めました。分かりやすく書かれています。2014/12/10
鵜殿篤
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【要約】いま全国的に学力格差が広がっていますが、その問題を克服している力のある学校もあります。教員同士が「集団」として一丸となり、いわゆる「しんどい子」を中心にした「集団づくり」に力を入れている学校は、学力が高くなります。経済資本や人的資本のハンディを克服するポイントは、「社会関係資本」です。2019/05/13