出版社内容情報
2002年度より学習内容を大幅に減らす新学習指導要領が実施されれば,子どもたちの学力はさらに低下することが懸念される.新指導要領に反対の立場から,学力低下の実態を報告し,教育改革の新たな方向をさし示す.
内容説明
放っておけば、日本を滅ぼすことになる「ゆとり教育」を、手遅れにならないうちに、中止させなければという気持ちから、二〇〇〇年三月に、インターネットによる「新指導要領の実施中止を求める署名運動」が始まりました。本書は、署名運動の代表幹事五人が、新指導要領とその危険性について解説した『週刊教育PRO』での連載をもとに編集し直し、加筆したものです。
目次
1 学力低下の現実
2 個性化教育のもたらすもの
3 新学習指導要領の何が問題か
4 ゆとり教育の検証
著者等紹介
西村和雄[ニシムラカズオ]
1946年、北海道に生まれる。東京大学卒。現在京都大学経済研究所教授。前日本経済学会会長
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