出版社内容情報
いま，企業の会計基準が一変しつつある．一方，長引く不況のなかで企業倒産や経営破綻が続発し，日住金，山一，ヤオハン，長銀，日債銀などによる粉飾決算が次々と露見してきた．事件で問われたのは何か．そしてその教訓は？
内容説明
本書は、ここ数年に発覚した主な粉飾決算事件から教訓を引き出し、粉飾の防止に少しでも寄与することを意図している。
目次
バブルと不況と不良債権
日本的企業経営と企業不正
粉飾決算のケーススタディ（日住金―貸倒引当金の謎；山一証券―簿外債務；ヤオハン―架空利益の計上；長銀―不良債権隠しと国民負担）
金融粉飾列島ニッポン
監査法人に対する株主訴訟
