岩波新書の江戸時代<br> 江戸名物評判記案内

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岩波新書の江戸時代
江戸名物評判記案内

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000091398
  • NDC分類 020.21
  • Cコード C0095

出版社内容情報

江戸時代の中頃出版された情報誌である名物評判記は,学者先生から小説家,役者,遊女,町娘,さらに魚などまでありとあらゆるものを評判した.この評判記をめぐって当時の流行の最先端など江戸の面白さを縦横に描く.

内容説明

江戸時代の中頃、名物評判記という情報誌が次から次へと出版された。それはしかつめらしい学者先生から小説家、役者、遊女、町娘、さらに虫、魚、瓜にいたるまでありとあらゆるものを評判した。著者はこの第一級の風俗資料によって、当時の流行の最先端と人々の旺盛な好奇心、活発な批評精神を明らかにし、江戸の面白さを縦横に描き出す。

目次

第1章 遊女評判記と役者評判記
第2章 江戸名物評判記の背景
第3章 名物評判記の沿革
第4章 名物評判記の作者
第5章 戯作評判記について
第6章 学者・文人評判記について
第7章 名物評判記くさぐさ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

22
「東京俳優名鑑」や「俳優明鑑」等、明治期に発刊された名鑑を眺めたことがあり、評判記もその頃から始まったものと思っていたが、明暦2(1656)年刊行の「役者の噂」を最古とし、以降、維新後まで連綿と続いたことを知る。掲載されている者も、そこに掲載の役者も、現在不明な者が多々あり、往時を伝える一級資料とのこと。現在でいえば、風俗誌、ゴシップ誌がそれに当たるか。確かにそれらは、その刹那の流行りや空気とともに、簡単に捨てられる。2022/02/19

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