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出版社内容情報
茶,花,香の道をはじめ,音曲,芝居から武芸にいたるまで江戸時代の芸道論の古典を集成.「南方録」「立花大全」「立花図屏風」「抛入花伝書」「兵法家伝書」「五輪書」「兵法三十五箇条」「老のたのしみ抄」「戯財録」など15篇.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
happytree
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南方録所蔵。西山松之助の「近世の遊芸論」が面白い:遊芸の共通項のうち、最も重要なことは、あそびであることと、そのために参加者は例外なく自分で演じるということである。それぞれの芸道で、美しい芸名を名乗ることは俗世の身分を脱却し、日常とは別世界に転生することであった。自己解放の手段であった。/以上述べてきた秘技相伝は、いわば設定された型のなかでの自己回転運動でしかない。日本では新しい道は、それが道であるためには、その道の権威者によって確立された正当の高度な道でなければ価値あるものとして評価されない傾向が強い。2019/05/12