出版社内容情報
古代ギリシアから20世紀にいたる3千年の西洋美術の歩みへ,気鋭の美術史家が大胆に切り込み,コンパクトな全体像を描く.概説とは違うヴィヴィドな説明は,知的興味と創造力をかきたて,おのずと「見る眼」をつくる.
内容説明
18世紀人の精神は、意外に現代のわれわれに近い、中産階級が芸術のパトロンとなり、性的・社会的タブーからも相当に自由であった。本書では、ロココ・新古典主義の二大様式を中心に、庭園趣味の隆盛やフランス革命・産業革命が美術に与えた影響に特に光を当てる。
目次
1 時代とその趣味
2 ロココ芸術と建築
3 新しい理想―新古典主義的理念
4 庭園と自然
5 革命と芸術