出版社内容情報
変貌やむことのない大自然に眼をむけ,その神秘の本質を,克明精緻なフォルムと質感の追求によって,イメージとして永遠に定着させた巨匠の生誕100年を記念して,新たに作品を厳選し,集大成する決定版を国際共同出版.
内容説明
本書は、アンセル・アダムズ生誕100周年を記念し、サンフランシスコ近代美術館が主催するジョン・シャーカフスキー監修による生誕100周年記念アンセル・アダムズ展に際して出版されるものである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
19
原田マハさんの「異邦人」の夫婦の寝室に飾ってある絵が杉本博司さんとこの本の写真家。アンセルアダムスさんは知らなくて興味があったので借りてみました。一目で釘付けに。こんなに完璧な写真は今までに見たことがありません。写真に写る全てにピタリとピントが合っていて被写体の風景にじっと見られている、そんな感じです。自分自身の写真を愛したからこその「鋭く力強い生命力」をたくさん生みだす。プロのピアニストも目指したとか。天才すぎる。この写真家に出会えたマハさんに感謝。杉本さん「海景」との相性抜群だ、こりゃ。2017/02/03