内容説明
発生は時間の問題といわれる新型インフルエンザH5N1。ヒトは免疫をもたないため、ふれれば必ず感染する。その毒性は、わたしたちの知る「インフルエンザ」とは比べものにならない。全身感染で、数日のうちに死に至らしめられる可能性が高い。国内に侵入すれば、あっという間に拡大する。来るその日に備えて、その科学的メカニズムを知ろう。
目次
序章 迫られる対策(新型インフルエンザとは?;危機管理・安全保障の問題 ほか)
第1章 H5N1型ウイルスの病原性の特性(H5N1型鳥インフルエンザの拡大;A型インフルエンザは人獣共通感染症 ほか)
第2章 病原性を規定する分子機構(HAの構造で強毒性が決まる;ヒトに対する病原性 ほか)
第3章 ヒトへの感染のメカニズム(ヒトにもある鳥型ウイルスレセプター;鳥型とヒト型の違いを規定する体温 ほか)
第4章 新型インフルエンザH5N1とたたかう(インフルエンザは根絶できない;H5N1型新型インフルエンザの強い病原性の保持 ほか)
著者等紹介
岡田晴恵[オカダハルエ]
1963年埼玉生まれ。順天堂大学医学部大学院博士課程中退、医学博士。ドイツマールブルク大学ウイルス学研究所客員研究員などを経て、国立感染症研究所ウイルス第三部研究員。専門は感染免疫学、ワクチン学
田代眞人[タシロマサト]
1948年東京生まれ。東北大学医学部卒業、医学博士。自治医科大学助教授などを経て、国立感染症研究所ウイルス第三部部長、WHOインフルエンザ協力センター長、専門はウイルス学、感染症学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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