岩波科学ライブラリー<br> 新型インフルエンザH5N1

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岩波科学ライブラリー
新型インフルエンザH5N1

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  • サイズ B6判/ページ数 117p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000074797
  • NDC分類 493.87
  • Cコード C0347

内容説明

発生は時間の問題といわれる新型インフルエンザH5N1。ヒトは免疫をもたないため、ふれれば必ず感染する。その毒性は、わたしたちの知る「インフルエンザ」とは比べものにならない。全身感染で、数日のうちに死に至らしめられる可能性が高い。国内に侵入すれば、あっという間に拡大する。来るその日に備えて、その科学的メカニズムを知ろう。

目次

序章 迫られる対策(新型インフルエンザとは?;危機管理・安全保障の問題 ほか)
第1章 H5N1型ウイルスの病原性の特性(H5N1型鳥インフルエンザの拡大;A型インフルエンザは人獣共通感染症 ほか)
第2章 病原性を規定する分子機構(HAの構造で強毒性が決まる;ヒトに対する病原性 ほか)
第3章 ヒトへの感染のメカニズム(ヒトにもある鳥型ウイルスレセプター;鳥型とヒト型の違いを規定する体温 ほか)
第4章 新型インフルエンザH5N1とたたかう(インフルエンザは根絶できない;H5N1型新型インフルエンザの強い病原性の保持 ほか)

著者等紹介

岡田晴恵[オカダハルエ]
1963年埼玉生まれ。順天堂大学医学部大学院博士課程中退、医学博士。ドイツマールブルク大学ウイルス学研究所客員研究員などを経て、国立感染症研究所ウイルス第三部研究員。専門は感染免疫学、ワクチン学

田代眞人[タシロマサト]
1948年東京生まれ。東北大学医学部卒業、医学博士。自治医科大学助教授などを経て、国立感染症研究所ウイルス第三部部長、WHOインフルエンザ協力センター長、専門はウイルス学、感染症学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

calaf

8
弱毒性=呼吸器等の一部、強毒性=全身で症状が発生するのですね!(スペイン風邪や香港かぜも含む)今の弱毒性のインフルエンザでも凄まじいのに、強毒性のものが大流行(パンデミック)してしまったら... (恐)2012/11/17

takao

1
ふむ2020/10/04

春雨

1
インフルエンザを知る導入本としてはかなりおすうsめ。ただ少し遺伝学や微生物学を知らないと厳しいかも。あと少し恐怖を扇動しすぎな文もあったかな?2011/01/03

てんてん

0
通常のインフルエンザとH5N1 がどのように違うのかよくわかりました。ソ連型だの香港型だの呼称の由来もすっきりしました。かなり深刻な病気であり、今から準備しておかないと大変なことになる...という感じですね。多くの方に読んでいただきたい本です。厚労省の方たちにも読んでほしいなあ。2016/11/16

惰性人

0
新型インフルエンザの恐ろしさを分かりやすく解説しています。2008/07/13

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